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順不同、敬称略

ー『渇愛の果て、』映画制作にあたって ー
今年の6月に同じタイトルの舞台を上演する予定でした。しかし3月、参加者・お客様の安全を守れないと思い中止を決断。その時から映画化の構想は頭にありました。映画化は安全を守りながら皆様にお届けする方法を考えた結果でした。舞台から映画にするにあたってキャスト・スタッフ・物語自体も大きく変わりましたが、芯は変わっていません。
正しく知ることは、優しさにつながる
感染者数に目がいく日々。日々生まれる新しい命。出生前診断(しゅっせいぜんしんだん)・闘う妊婦さん・家族・医療の方々。このご時世だからこそ目を向けたい。きちんと知りたい。正しい情報、様々な考えがあることを知ることで自分や他人を責める気持ちが少しでもなくなればと思います。
この状況下で、初めての長編映画を撮るということで私が信頼する女優10人(1名、スタッフ参加)、頼もしいスタッフと共に走り出しました。私の友人の出来事をきっかけに始まったこの物語、今ではこのメンバーなしでは考えられません。思いだけで動く私と共に走ってくれているみんなに、日々感謝の思いでいっぱいです。自粛期間中、助産師さん、産婦人科医さん、診断をうけたお母さんなど、様々な方々にオンラインインタビューを実施。実話を基に制作。 制作資金の一部をクラウドファンディングによって集めさせていただく予定です。『渇愛の果て、』は今後も色々な形にして届けていきたいと思っています。 まずは映画版。 誠実に、みんなの安全を守りながら制作していきます。
どうぞご支援をよろしくお願いいたします。
2020年7月15日
野生児童主宰 有田あん
出産・子供・親。
その間にある出生前診断(しゅっせいぜんしんだん)。
新しい命とどう向き合うのか。誰にも言えない想い。
あなたを支えてくれるのは誰ですか?
様々な実話を基に紡がれる愛の話。
― 知ることは、優しさへの第一歩 ―
STORY
山元眞希は、里美・桜・美紀の4人からなる “S・M” のライングループで恒例となった朝活報告に「妊娠発覚!」と送った。 眞希は高校時代から将来は絶対に子供が欲しい!と言っていたため、3人は狂喜乱舞!! 4人はまるで学生時代のようにはしゃぎ彼女たちにとっても幸せな記念日となった。
その後、夫・良樹と共に順風満帆な妊婦生活を過ごしていた眞希。 しかし、出産予定日が近づいていたある日体調不良によって緊急入院をする。 その際、子供の安否を確認するために出生前診断(しゅっせいぜんしんだん)を受けたが結果は陰性。 胸をなでおろした眞希であったが、いざ出産を迎えると赤ちゃんは 3 万人に1人が発症する難病を患っていた。 初めての話ばかりで疲弊していく眞希。S・Mメンバーはもちろん、良樹にもうまく本心を語れず、唯一妹の渚にだけ本音を語っていた。渚は居てもたっても居られず、しょうがいのある子供のお母さんはどのように生活しているのか、調べ、自分の想像していたこととは違う世界を知り始める。
そんなことは知らず眞希の出産パーティーを計画していた “S・M”メンバー。パーティーは散々。それぞれの子供や出産に対する考えがぶつかる。 このことをきっかけに、4人は自分自身•パートナーと正面から向き合い始める。 子供のこと、親になるということをどう考えているのか互いに本音をカミングアウトしていく。
助産師・看護師・同じ病の子を持つ母との出会いで眞希の心境は少しずつ変化していく。良樹とも初めて本音でぶつかり自分たちの子供と正面から向き合い始める。出産・子供・親になるということ。インタビューに基づいた数々の実話を交えた愛の話。
野生児童主宰 有田あん描くハーフドキュメントに
女優10人が結束して挑む長編映画。
(ブリキオーケストラ)

有田あん(ありたあん) ARITA AN

小原徳子(こはらのりこ) KOHARA NORIKO

瑞生桜子(みずきさくらこ) MIZUKI SAKURAKO